World Baseball Classic 日本、3回目の優勝おめでとう!
本当に、たくさんの感動と興奮をありがとう。
今大会の7戦、その全てを生中継で観戦することができた。
さすがに全イニング…ではなかったけど、実に幸運でありがたいことだったと思う。
初戦、中国戦は全イニング。
次戦、韓国戦も全イニング。
三戦目のチェコは、外出先でほんの一瞬。佐々木投手が与えたデッドボールの場面。
四戦目、オーストラリア戦は全イニング。
準々決勝のイタリア戦は、YTYでパブリックビューイング、全イニング。(上の写真)
準決勝は、6イニング終了時点まで。
決勝は全イニング。
初戦、ヌートバーが初球をヒット、もうこれで勢いがついたね。
98年の日本シリーズで、ベイスターズの石井が初球バント安打を思い出した。
二戦目、韓国戦。まさかの3点ビハインド。
ここもヌートバーのタイムリーを起点にすぐさま逆転、後はお祭り騒ぎ。
2006年イチローの発言が物議を醸してから、17年経過。
あと13年手は出ないと思えるほど、完膚なきまで叩きのめしたと言っていいだろう。
コールド寸前まで行ってコールドにしなかったのは、ピッチャー陣にとってはナイス。
そして、この傾向はこの後すべての試合に言えること。
三戦目、チェコ共和国が相手。
消防士だの医師だのエンジニアだの、とにかくプロ選手はほとんどいない。
その中で、中国戦に勝ってきた。
ちなみに、チェコは自分の初めての海外旅行先、思い入れは強い。
日本相手にも、かなりの善戦。
試合後のパフォーマンスや、大谷の米国入国時の着帽など、胸を打つエピソード多数。
今大会のハイライトシーンと言っていいだろう。
四戦目、オーストラリア戦。
元中日のディング監督の目の前で、大谷選手の大ホームラン!
自身の看板に当てる千両役者ぶり!
準々決勝。
大谷選手の鬼気迫るピッチングに、まさかのセーフティーバント。
ここでも、千両役者。まさに大谷のための大会。
5イニングス目は余計だと思ったけど、東京最終戦、栗山監督の計らいか。
それにしても、まさか、自分が岡本選手のホームランに狂喜乱舞するとは。
村上にもタイムリーが出たし、良い感じでアメリカに向かえる。
準決勝。
日本の唯一の懸念材料は、接戦を経験してきていないこと。
佐々木朗希投手は最高の立ち上がりだったけど、サンドバルはその上をいく!
じりじりヒリヒリの展開の中、4回表。
2アウトから、シフトの逆を突かれて、嫌な出塁。
個人的にはシフト反対。
ただ、その前の打席でシフトの網にかけてるから、一概に良し悪しは言えない。
続いて、打ち取った当たりがポテンヒット。
嫌な流れが続いたところで、最悪の3点ホームランを被弾。
一番恐れていた展開。そこに、岡本のホームランをもぎ取られる。
6回裏、好投していたサンドバルを引き摺り下ろして、満塁まで。
でも、無得点。
後ろ髪をひかれつつ、自分はここで観戦断念の時間。
外出先で、試合結果の確認。負けていたとしても、結果は全て受け入れる覚悟で。
そしたら、6対5で勝ってる!
その経過を確認したら、村上のサヨナラヒット!?
その前には、大谷の気迫バリバリの2塁打。
吉田の本塁刺殺、山川の犠飛、源田のアピール、吉田の起死回生の同点アーチ。
テキスト読んでるだけで、涙が出そうになった。
そして、迎えた決勝戦。
我らが今永投手の先発、良い立ち上がりと思ったところに。
絶好調ターナーの先生ホームラン、その後もピンチを迎えるが何とか抑える。
そして、その裏、初球に村上の同点ホームラン。
この時点で勝てたと思った。
さらに攻め立てて、当たりが止まりかけてたヌートバーが最低限の仕事。
その後、小刻みな継投、それぞれの投手が持ち味を発揮。
そして、岡本のホームラン、押せ押せムードの日本。
しかし、米国もさるもので、簡単には流れを渡さない。
日本は、大勢をセットアッパーにして、ダルビッシュ、大谷をスタンバイ。
ここで、自分は正直不安しかなかった。
確かに、ダルビッシュ、大谷のリレーで勝てたら最高の筋書きだろう。
だけど、そこに拘って、失敗したら?という思いもあった。
それは、ダルビッシュは予選では調整不足が見て取れた。
大谷の疲労だって、相当なものだろう。
日本には、まだまだ良い投手が残ってる。
理想の演出を求めて足が救われることのないように心から願う。
日本、追加点が取れそうで取れない、しびれる展開。
そしてダルビッシュへ。
メジャーでも、被本塁打が多いイメージ、その懸念が当たってしまった。
全打席で、チャンスに3ボールから打って出て凡退した、シュワーバー。
だけど、ソロホームランというのが、幸い。
その後もピンチを迎えるが、何とかしのぐ。
アメリカの守護神、ウィリアムズも素晴らしいピッチング。
山田哲人も2つ目の盗塁で見せ場は作ったけれど。
そうして、大谷がついに登板。
先頭、いきなりフォアボール。
いやーな感じを、併殺で切り抜ける、そしてトラウトを迎える。
何という巡り合わせ。
ダルビッシュは第2回大会でも失点して、歓喜のイチロー決勝打を呼び込んだけど。
最高の演出家、脚本家?
フルカウントから、しびれるスライダーで奪三振。
栗山監督、御見それしました。
自分が考える展開のすべて上を行ってくれました。
不振の村上を信じ続けたこと。
ヌートバー始め、ダルビッシュ、大谷選手など選手収集の求心力。
最大の魔術師。
とにかく、とんでもない感動をありがとう。
最高の、WBCだった。
個人競技と団体競技が融合された野球は、最高のスポーツだ。
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