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  • 執筆者の写真たかまつなおき

あらためて、強くこう思う

2024年が明けた。


経済、政治、国際情勢…楽観できる世の中とは言い難いものの。

コロナ禍が明けて初めての年末年始。

出国ラッシュやら帰省ラッシュの模様がニュースを賑わし。

それなりに安穏とした元日を迎えていた。

自分も、実家でゆっくりと過ごしていた。

日が傾いてきていた、午後4時過ぎ、緊急地震速報がテレビから流れた。

それを合図に、元日が一変した。


令和6年能登半島地震。

今自分がいる実家に影響はない。

現在の自宅がある場所も、多少地震はあったらしいが、何の影響もない。

それでも、流れてくる映像と情報に心が痛まずにいられない。


今、自分にできる精一杯のこと。

本当に僅かばかりだが、支援金を送ることにした。

必要な人のもとに、必要なものが届きますように。


そして、あらためて、思う。

生きるということについて。

今回、また自分は被害に遭わずに済んだ。

しかし、地震大国日本においては、安全な場所なんかどこにもない。

「地震注意報」なるものがあったなら、日本全国常時発令中のようなものだ。

もし、自分がいるところで大地震が起きたなら?

自分が当事者だったら?

これは本当に他人事ではない。


昨年、四国八十八か所に続き東北六県を車で旅した後に書いた歌。

「今を生きる」

高校時代の恩師から頂いた言葉であり、人生のテーマ。

ようやく、歌として書き上げることができた。

2022年の夏以降、ほぼすべてのライブで歌っている。


元日の震災報道に胸を痛めながら、自問自答。

被災した人の前で歌うことができるのか?

被災したことのない自分にその説得力はあるのか?

当事者になったなら、当面はそれどころじゃないだろう。

だったら、やはり、健やかで、自由に表現ができている今のうちに。

歌うことは勿論、それ以上に生き方として実践していきたい。



今を生きる

たかまつなおき


一週間前に訪れたところが 大変なことになってると言う

画面越しに見覚えのある景色が だけど既にあのときの穏やかさはない

そう言えばこんなこともあったんだ 地方都市、交差点が大陥没

その三日前ちょうどそこを歩いてた 一歩間違えたらそこに自分が沈んでた

ありがたいことに ぼくは無事だけど

自分のことばかり喜んではいられない

だけど だからこそ、強くこう思う

行きたいとこは行けるうちに 会いたい人は会えるうちに

やりたいことはできるうちに 何一つ残さないように

いつ何があるか分からないから 何があっても良いように

精一杯 今を生きる 精一杯 今を生きる


旅の途中、現地のFM放送に 飛び込んできた緊急速報

とんでもないことが起こったようだ だけど今の自分にできることは何もない

ハンドル握りながら抱いた違和感 後になってみたら、当たらずもがな

こんなことだけさっさと決められるんだな 所詮その気になるかならないかだけのこと

こんな時代(とき)だから こんな時代(とき)にこそ

悔いのない生き方を求めずにいられない

そして あらためて、強くこう思う

行きたいとこは行けるうちに 会いたい人は会えるうちに

やりたいことはできるうちに 何一つ残さないように

いつ何があるか分からないから 何があっても良いように

精一杯 今を生きる 精一杯 今を生きる


やりたいことなのに我慢をしたり やりたくないことでも頑張ったりするのは

なりたい自分に近づくため またはなりたくない自分にはならないため

そう、あくまでも自分の為に


自分の頭で考えて その決断に責任を持ち 清く、正しく、美しく、

人に迷惑をかけなければ

行きたいとこは行けるうちに 会いたい人は会えるうちに

やりたいことはできるうちに 精一杯 今を生きる


行きたいとこは行けるうちに 会いたい人は会えるうちに

やりたいことはできるうちに

行きたいとこは行けるうちに 会いたい人は会えるうちに

やりたいことはできるうちに 精一杯 今を生きる


精一杯 今を・・・

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