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  • 執筆者の写真たかまつなおき

七夕の夜、木村至信BAND、横須賀降臨

更新日:1月17日


当日限定発行の学級通信(フライヤーより)


木村至信BANDとたかまつなおき


 待ち焦がれた瞬間が訪れた時、夢が叶ったと言えるのならば、今日また一つ、「夢の実現コーナー」に、新たな想い出が刻まれることになる。

 木村至信BANDとのツーマンライブ。前座でもイベント出演でもなく、あくまでも「対等」の関係。まさか自分にこのような日が訪れようとは…。

 それは、2013年10月27日のことだった。当時から仲良くしてもらっている音楽仲間の岡本主任と、木村至信BANDとツーマンライブを観に行ったのがきっかけ。

 その直前、2013年9月、ぼくは「ティーチャーソングライター宣言」なるものをしていた。それまで、仕事と趣味は切り離して音楽活動を行ってきた自分が、辿り着いた一つの境地。「学校は楽しいところ」「大人になるのは楽しいこと」と伝えたくて、自分の立場をオープンにして歌い始めたばかりだった。だから、「医師でありシンガー」という至信先生(彼女はぼくの主治医でもある)には、多大なる感銘と刺激を受けた。(この時は遠い雲の上の存在)  ありがたいことに、木村至信BANDのライブに何度も足を運ぶうちに、メンバーと交流できる機会が増えていった。いろいろな話をするうちに、ぼくのライブ会場を訪れて歌も聴いてもらえるようになった。きっかけを作ってくれた主任には本当に感謝しかない。

 そして、2018年8月5日、初めて木村至信BANDとの共演が実現した。キムシノ主産のライブパーティーに声をかけて頂き、拙曲「帰る~こころのふるさとへ」を一緒に演奏することもできた。このときも、ひとつの「夢の実現」だと言えた。  翌年2019年7月15日、また次の機会が訪れた。その時は、「今がそのとき」を演奏して頂いた。その週のFMyokohama「Joy to the World」では、ぼくと至信先生の対談がオンエアされた。ぼくの音楽活動は充実していた。


 しかし、その半年後、未曽有のコロナ禍を迎え、世の中は大きく一変した。コロナが直接の原因ではないが、ぼくは教壇を降りるという選択をし、個人的にも生活は一変した。

 医師という立場上、教師以上にシビアな環境にあっても、木村至信BANDは自分達にできる活動を見失わなかった。それでも、何もかもが以前のままというわけにはいかなった。確実に時は流れ、何もかも変化し続けている。その中において、音楽を通して得られた経験とご縁、それらの事実は変わることなく大切な記憶として刻み込まれている。そして、その時の流れを経て、今日という日を迎えることができた。

 本日のぼくのセットリストに「夏の朝」という歌がある。その歌詞に「時津風」という言葉が出てくる。「良い時に吹く追い風」という意味だ。まさに「今がそのとき」だったのだと、心からそう思える。木村至信BANDと出会ってもうすぐ10年。最初は憧れの存在だった。だけど、WBC決勝の大谷選手の言葉ではないが、憧れから一歩進んだ時、見えてくる景色も違ってきた。今日のこの日もまた、ぼくは決して忘れない。

 「やりたいことは、できるうちに」



 そして、ライブは無事に、お店とご来場者のおかげで、大盛況の運びとなった。

 これまでぼくは、「音楽」を通して数々ご縁を頂いてきた。それは、今宵もそうだった。それはもう「奇跡」と言って良いレベル。


 今宵の木村至信BANDのサポートドラマーは、遠藤たけしさん。彼が出演されるということで、お初の方が会場にお越しくださった。しかも、ご友人を誘って。もちろんぼくは初対面。随分とお若い方々で、ちょっと驚いた。開演前、会場を回っていたぼくは、フライヤーをお渡しして軽くご挨拶。(基本的に人見知りなのだ。誰も信じてくれないけど(笑))


 自分の出番が終えた後、その彼らにお礼を言いに行った。そこで衝撃の事実が発覚! 連れて来られたご友人が、なんとぼくの元教え子というではないか! 学級通信風フライヤーが、ぼくの特徴のひとつだが、本物の学級通信を知っていると言う。つまり、正真正銘、ぼくのクラスにいた子。これには、本当に驚いた。現在23歳というが、すぐにどの代の子だったか分からない。顔を見ても、にわかに思い出せない。

 名前を尋ねて、記憶が蘇る、蘇る! まぁ、立派になって。彼によると、最初名前をみて「?」と思い、ぼくの姿を見て「似てる?」と感じ、フライヤーを渡したところで確信したとのこと。いや~、本当に驚いたし、嬉しかった。まさかまさかの再会。


 他にも、自分の元同僚や元上司もご来場頂いたのだけれども。その方々に共通項があるので、ご紹介したらば、話が盛り上がるは、更に共通項が見つかるは! 知り合いの知り合いは皆知り合い! そんな話を聞くだけでも嬉しかった♪

 それ以外にも、ほんとにわんさか盛沢山! 「音楽」って本当に凄いなって、改めて思った。いつもぼくは話題にしてるんだけど、ぼく自身、音楽の神様には才能のひとかけらも与えてくださらなかったと思ってる。だけど、音楽を通して、数えきれないほどたくさんのありがたいご縁を頂いた。そのご縁が、またさらに広がった。


 自分のステージの話をすると、今日は珍しく座ってみた。前回、3月3日の自主企画のときは、初バンドライブということもあって、ガンガンイケイケモード。

 今宵は、それとの比較(当社比)もあって、じっくり弾き語りモードに。ただ、椅子の高さの違いもあり、正直やりにくかった(笑) それでも、今の自分が伝えたいことは伝えられたかな? 思惑通り、時間配分も完璧だったと思う。予告なしのアンコールで、木村至信先生と塩沢タモツさんをステージに呼び込む! 自主企画ならではの贅沢セッション。

 最高でした! リハと違う展開に戸惑って、歌詞を間違えた(初見の人には分からないレベル)のはここだけの話(^^ゞ


 自分のステージが終わった後は、ただのファンに戻る。役得、役得(*^^)v

 いつか、YTYのステージでキムシノを観たい!と思った夢が叶ったよ。初めて木村至信BANDのライヴを体験する人たちが、とても喜んで楽しんでくださっていたのが本当に嬉しかった! キムシノラバーズの方達もたくさん盛り上げてくれたし、Python Rpssoの二人は、Birthday間近の至信先生に花まで用意してくれてた! 本当に感謝。


 他にも、あれこれ、綴りたいことはわんさかあるのだがしかし、そろそろ自分も限界。寝る。


 とにもかくにも、最高!の夜でした。そして、木村至信BANDとの横須賀ツーマン。  第2章あります。絶対にやります。  そのときは、是非とも宜しくお願いします!  




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