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  • 執筆者の写真たかまつなおき

三者三様スペシャルライブ

更新日:1月17日


2023年6月27日 於:六角橋 ラフィエスタ。

あかざわさとる、岡本主任、たかまつなおきのスリーマンライブ。


去年6月に始まった、この3人によるラフィエスタでのスペシャルライブ第3弾。

誰ともなく「三者三様ライブ」という呼び方も生まれたこのイベント。


自分自身、とても楽しみにしている、本当に「スペシャルライブ」。


わけあって、過去2回は水曜日限定。

今回は、火曜日となったものの、いずれにしても平日開催なのにも関わらず。

毎回ご好評を得て、今回も超満員のご来場者、本当にありがたい。


今回も大盛況、大成功、大満足のライブとなった。

手前味噌でも何でもなく、胸を張って「良いイベント」だと言える。


今回の出番は、1番あかざわ、2番たかまつ、3番主任。

誰もがギター一本でワンマンライブを成立させられる引き出しの持ち主。

そんなわけで、ライブごとにローテーションして、今回で一回り。


ちなみに、1回目が、主任、あかざわ、たかまつ。

2回目が、たかまつ、主任、あかざわという並びだった。


トリというのは、もちろんやりがいはある。

しかし、いち早く出番を終え、飲み食いに走り自分も観客となれるトップも人気が高い。

(少なくとも、ぼくとあかざわさんはそうだ(笑) 主任は未確認)


そして、その待望のトップバッターを務めたあかざわさとるは、まさに核弾頭だった。

(このライブを野球ネタで話を進めると実は主任が嫌がる(笑))

本人はヌートバーなどと可愛い話をしているが、あれは岩鬼(ドカベン)だ。

いや、岩鬼もあれでいてピュアなところがあるからな。

敢えて言うなら、Nude Barか。

そんなもんが存在するどうか知らんが、この日のあかざわは、完全に振り切っていた。

目の前に初対面の女性がいようがどうしようがまるでお構いなしに。

普段では絶対に見せないであろう姿で、熱唱していた。


もともと、彼は「コブラツイスト&シャウト」というバンドのボーカリスト。

真面目な歌からコミックソング(と言って良いかは分からないが)まで。

作風の幅の広さは、岡本主任の専売特許ではない。

しかも、彼らは、とんでもない演奏スキルを駆使して、大真面目にふざける。

自分も、それほどたくさん聴いたわけではないが、一応その予備知識はあった。


また、第2回目のトリだった彼が繰り出した秘密兵器も核兵器並みだった。

そんな彼が「仕上げてきてる」と事前コメント。

何が飛び出るか楽しみにしていたのだが、まさかあれほどとは。

まさに衝撃だった。(詳細は、あの場にいられた人たちだけのもの)


何より、一番驚いたのが、彼の口から「次は」という、予告が出たことだった。

半年に1回の定期イベントにしたいという思いはあったのだが、多忙極まりない彼。

なので、打順が一回りした今回で一区切りになってしまわないかという。

そんな不安が少し自分にはあっただけに、彼の「次回予告登板」は嬉しい誤算だった。

しかも、今回の「隠し玉」の元ネタを弾き語りで完全再現するという。

(主任、まだ野球ネタを引きずって申し訳ない(笑))


とにかく、あかざわの「トップ」にかける意気込みはガンガン伝わってきた。

それだけ彼は、「とっとと終わって、とことん飲み食い」がしたかったのだ(笑)


あのパフォーマンスの後に、自分。

やりにくいことこの上なく、正直、「やばい」と思った。

しかし、今回の自分の役目は「つなぎ役」の2番バッター。

繋ぐのは、長年の付き合い(しかも相当深い)のある岡本主任。

そのために、いくつもの準備をしてきた。

セットリストも、MCも一切変更なしで挑む。


1.かわたれどき

2.坂道のオートバイ

3.コーヒーフィルター

4.きれいごと

5.あの娘の誕生日が忘れられない

6.月兎ーOur Way

7.今を生きる


1.2は、自分の出番の時間帯や、人生の夕暮れ時、そんな思いを込めて。

主任の名曲「夕暮れ」のことをMCで言ったら、即「やらない」と言われた(笑)


3~5は、名店、「あかざわさとる」から、岡本主任へ繋ぐという意識で、続けて演奏。

珈琲文明店主のあかざわさんから「コーヒーフィルター」の連想は安易だが(笑)

コーヒーフィルターは雨の歌でもあるし、実際、たかまつは雨の歌が多い。

〇〇の歌が多いということも、実は次への伏線。

そして、5は岡本主任の「あの娘の誕生日が思い出せない」を聴いてできた歌。

しかも、過去2回、このイベントで「演劇系」の曲を歌っている主任。

今回は、それを用意していると踏んでの選曲。

(互いのセットリストについては事前確認、一切なし。手の内は本番まで互いに内緒)


そんなことをMCで説明してから6へ。

今、もっとも自分で気に入っている歌だ。


「『月の兎』と書いて「げっと」…セーラームーンとは一切関係ありません」


この口上も定着しつつある(笑)

主任は、月の歌が多い。

それだけでアルバムがあるぐらいだ。

しかし、自分にとって初めてできた「月の歌」、しかも兎年で今年年男。

そんなことを話してから、演奏。


この曲は、2コーラス目が終わった間奏で転調する。

その瞬間、カウンターの一番奥にいたあかざわさんの目の色が変わった。

斬新な構成や複雑な曲作りが彼の大好物。

この月兎は、取り立てて斬新な構成というわけではないが、たかまつ的にはレア。

ちょっとした挑戦した曲となっているので、その反応は素直に嬉しかった。


そして最後は、「今を生きる」で締める。

「月兎」ができたエピソードとは対照的な事例を話してから歌った。

全体的に今回の自分のステージは「儚さ」がテーマだったかも。

とにかく、一度会場の空気をリセットして主任に託した。

そう、それはまるで5回終了時のグラウンド整理のように。

(まだ野球ネタで引っ張る(笑))


そして主任!

後からセットリストを見て驚いたのが、主任5曲しかやってないこと。

理由は、あの場にいた人だけのものとするけど。

そうとは思えないほど、密度の濃い、とんでもなく濃い圧巻のパフォーマンス。

流石の一言。

1曲だけネタばらしすると、自分がやると踏んだ「あの娘の誕生日…」


ちゃんと主任は用意してきていた!

さすが自分、OMSM(オカ モト シュニン マニア)

完璧な2番バッター、V9時代、王貞治に繋いだ高田繁と言えば主任も納得か(笑)


そして写真にもあるように、今回の主任の被り物! 嫌だと言いつつ、しっかり最新のメジャー事情に話を持ってきた!

いやはや、流石ですわ。


主任は、今回のステージで、時間が押したことを反省していた。

だけど、トリはそれで良いと思う。

その代わり、トリでない人間の時間オーバーはご法度。


そういう意味では、あかざわさんも自分も完璧な進行。

あかざわさんは、正直、時間オーバーするのかと思ったのだが…。

ラスト見事に巻いて持ち時間全てを使い切ってのフィナーレ。

最高だった。

そして自分も、MC含めて40分きっかりに終わるように曲もMCも構成。

主任だって、前の出番なら、しっかりと帳尻を合わせたはず。

こういう当たり前のことを、各自ちゃんと心掛けて挑んでいるからこそ。

楽しい雰囲気の中でも、空気が緩むことなく、すっきり進行していく。

一応、このイベントの主催は自分ということになっているので。

自画自賛するのもどうかと思うが、これって凄く大事なことだと思う。

時間にいい加減なミュージシャンもたくさんいるし。

そういうものだと思って気にしないオーディエンスもいるかも知れない。

だけど、常に「時間の大切さ」を歌う自分は。

タイムマネジメントには、しっかりと気をつけていきたいと思う。 だけど、それにしても、だ。

主任もいつも言っているけど、この喜びも、すべては来場者あってのもの。

そして、場所を提供してくれるお店あってのもの。


ライブというのは、演者とオーディエンスと会場全体で作り上げていくもの。

どこかが無理して我慢して負担してやったのでは「みんなの幸せ」にならない。

みんなの幸せ、そう、ライブ(すなわち音楽)ってのは、「福祉」そのものだと思う。

ぜひ一度、三者三様ラフィエスタSpecialライブを体験しに来てほしい。


次回は、2023年12月のどこかの火曜日か水曜日になるはず。


来てみてつまらなかったら?

そのときは「ごめんなさい」しかない。

だって、全員に好かれるものはないし、「絶対」ってことはないから。

だけど、ここまで頑張って読んでくれた人には伝わると思うんだ。


いや、待てよ。

思い切りハードルを上げてみたものの、打順が一回りして、次は自分がトリではないか!

やばいぞ、やばい。

第1回の時は、勢いで何とかなったようにも思うが…。

2回目のあかざわさんの今人、3回目の主任の兜に匹敵するネタが自分にあるのか?


いやいや、対抗するのはそこじゃない。

三者三様、自分は自分のパフォーマンスを磨くだけ♪

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