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  • 執筆者の写真たかまつなおき

言葉と音が風に舞う

2023年9月1日(金)

Younger Than Yesterdayでの自主企画第3弾

舞音(まいね)とのツーマンライブ。

「言葉と音が風に舞う」


主催者として、演者として、大変楽しみにしていたこのライブ。

応援してくれた人々のおかげで、無事に終了することができた。

今年から、主に奇数月の第一月曜日という枠で頂いた自主企画。

3月3日、7月7日と、演技のよさそうなぞろ目2回に続いて9月初日。


過去2回、不思議なぐらい、様々な人と人との繋がりがあった。

そして、それは今回も同様、実にありがたいこと。

特に今回は、演者さんとのご縁を強く感じた次第。


初回はMaysicoさん率いるAREIAチームは、from東京。

前回の木村至信BANDは、from横浜。

今回は、地元横須賀のミュージシャンに出てほしいと思った。


この6月、FMブルー湘南「音楽 あら?カルト!」という番組を担当した。

それを誘ってくれたのが、灯織さんだ。

彼女が実力派シンガーだというのは充分承知していた。

しかし、自分はこれまで失礼なことに彼女のステージをちゃんと観たことがない。

だったら、ラジオの件でわりと頻繁にメッセージのやりとりをしていたこの機会に。

ダメもとで、自分のYTY企画に出演してもらえないかとオファーしてみた。

我ながら実に図々しい提案だったと思う。

しかし、自分の中に湧き出た想いに勝手に蓋をせず、思い切って発信して本当に良かった。


ここのところ灯織さんはライブをあまりされていなかったらしい。

しかし、そろそろ活動を盛んにしていこうかと考えていた時だったらしい。

ピアノの藤代さんに声をかけてくださり、出演がまず決定。

そして、遠距離ユニットととして活動中の舞音のメンバー、北九州市在住の山崎箜山さん。

その日、たまたま所要で東京にいらっしゃるとのことで、舞音としての出演も決定!

箜山さんは翌日には岡山でお仕事とのことで、実にピンポイントで出演可能。

まさに、「今がそのとき」


事前に頂いた舞音の資料や音源にひっくり返った!

ピアノ、尺八、それに歌!

ご本人達に伺っても首を傾げる分類不可能、国や地域を飛び越えて、それこそ宇宙の音楽。

僭越ながら、ライブタイトルを付けさせて頂いた。

「言葉と音が風に舞う」

自分も、言葉にだけは人一倍気を使って曲作りしているつもり。

どれだけ自分の音楽に音が舞っているかは甚だ疑問だが。


舞音は、この日のために新曲まで仕込んでいると言う。

もう、楽しみでしかない♪


自分はライブタイトルに寄せた選曲を。

そして、久しぶりにYTYの巨大スクリーンを活用すべくスライドを作成。

いろんな地で撮りためた空の写真。


セットリストは次の通り。


1.Talk Together, Sing Together

2.美しい世界

3.帰る〜こころのふるさとへ

4.水の鼓動

5.情熱の青

6.今がそのとき

7.猫の寝言

8.時間泥棒

9.今を生きる


45分の持ち時間をフル活用。

2で一瞬だけあやふやなところがあったが、それ以外は落ち着いてできたかな。

この企画をずっと見に来てくれている方に、今回が一番エネルギーに満ちてたと言われた。

自分では比較的大人し目の選曲だったつもりだが、曲の激しさではないらしいとのこと。

それは自分では意外であり、とても嬉しいことであった。


ステージを降りた終えた瞬間、演者から客モードに変更。

舞音の音楽を全身で受け止める。

演奏が始まった瞬間、会場の空間が変わる。

それは、宇宙空間。

そう、息をするのも忘れるぐらい。


祝詞にメロディをつけて、かしこみ、かしこみもう…。

自分の不浄なものはそう簡単には洗い流されないだろうが、幾分清めて頂いたかな?


舞音のスクリーン演出も素晴らしかった。

即興の絵画、水中、そして宇宙。

3人での演奏があれば、ピアノと歌、または尺八ソロ。

聴きどころ、見どころ満載。

本当に心地良い時間。

舞音のファンの方はもちろん、初めて聴くお客様もみんな魅力されていた。


自分は、主催として、対バンとして、そして一観客として、本当に冥利に尽きる思い。


自分のステージのMCでも言ったのだけど。

奇跡の1日。

今だ流行り病は衰えてないようだし、予定通り全員が集まることがどれだけ尊いことか。

全員揃った時点で、半分成功したようなもの。

後は、各々の普段通りのことをやるだけ。

ぼくのレベルと舞音では全然違うけど、畑も違うからそこはある意味、並列。


幸せだったなぁ。


自分の同期も久しぶりに会場に駆け付けてくれたのだけど、藤代さんと繋がりがあったり。


お久しぶりの方が思いがけず足を運んでくださったり。


欲を言えば、お席にはまだまだ余裕があったので。

もっともっと多くの方にあの素晴らしい空間を共有して頂きたかった。

そこは、主催である自分の力不足。

次がある、とは軽々しく言えないだけに。

だけど、これが最後とも言いたくない。

何もないところに1つ作るのは困難だけど、この度1つ生み出すことができたから。


言葉と音が風に舞う。


またひとつ、自分のキャリアにハイライトと言えるものが加わった。

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