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  • 執筆者の写真たかまつなおき

音楽の聖地へ

更新日:2023年10月21日

2023.10.24(Sat) 長野県辰野町にあるOREADに行ってきた。

目的は、小山卓治ソロライブ&オープンマイクに参加すること。


OREADは、訳詞家であり、シンガーソングライターの三浦久さんのお店。

卓治さんは、ここを「音楽の聖地」だと言う。

2013、2014年とほたる祭りに出演した卓治さんは、2015年からソロライブを敢行。 2016年からは、ソロライブの前にオープンマイクタイムを設けている。

2020年と2021年はコロナ禍のためライブそのものが行われなかった。

以下、自分のOREAD参加履歴。

( )内は、オープンマイクで歌った楽曲。

(☆2021は、通常のオープンマイクに参加)


2015.7.11

2016.9.17(永遠の想い出)

2017.8.19(小さな種の物語)

2018.9.29(今がそのとき)

2019.9.28(時間泥棒)

2021.11.27☆(時間泥棒・猫の寝言・なす・ゴロワーズ・今がそのとき)

2022.9.24(坂道のオートバイ・今を生きる)

2023.10.24(月兎ーOur Way)


2015と2016は、当時長野県内で勤めていた教え子と参加した。

2017年は帰省先の実家から向かったのだが、前日の台風の影響で中央道が一部通行止めとなり、大渋滞で大変な目にあった。(車内があわや大惨事になる寸前)

どれも懐かしい想い出。

年に一度程度だが、これだけ通うとさすがに地図も何もなくても辿り着くことができる。

卓治さんの楽曲に「談合坂パーキングエリア」という歌がある。

この歌を初めて聴いた時、実に驚いたのを覚えている。

それは、自分が作ろうとしていた楽曲とコード進行がほぼ同じだったから。

ベース音がだんだんと上がっていく構成のイントロ。

自分にとって心地良いサウンドを見つけたと思ったら、既に存在していた。

偶然とは言え、好きなシンガーと感性が近い気がして嬉しかった。

ただ、もしかしたら覚えていないだけで、自分はどこかで聴いていたのかも?


辰野に向かう以外、自分が中央道に乗ることは滅多にないが、下り線を走ると否応なくこの「談合坂パーキングエリア」が脳内再生されるし、自分も口ずさむ。

実際は、サービスエリアだし、ガソリンスタンドは今ではシェルではなくエネオスだけど。


諏訪湖を過ぎたら最寄りの伊北ICまでもうひといきだ。

OREADに来ると、ほぼ立ち寄る店がある。

「かつ丼家 まつくぼ」

2度目に辰野を訪れたときに見つけた名店。

とんでもなく大きく分厚いとんかつが特徴。

全部食べ切るには相当の気合が必要。

以前、ととろカツ丼に挑み、敢え無く敗れた苦い過去がある。

去年来たときは、チキンカツ丼を頼みたかったのだがしかし。

渋滞に巻き込まれ、昼のラストオーダーギリギリに到着したときは敢え無く品切れ。

1年越しの念願がかなった。

今年は、今までで一番早く、午前6時30分に家を出たのが功を奏した。

11時30分の開店前に辿り着き、2番目に入店できた。

瞬く間に人で溢れ、あっという間に満席。

第一弾のグループの中で最後に着席したカウンターの隣の人のオーダーは、自分が食べ終わってもまだ出て来ていなかった。

大満足の食事を終えて向かったのは、「湯にいくセンター」

ここに行くのは2回目。2021年、通常のオープンマイクに参加した時以来。

オープンマイク開場の時刻までゆっくりとここで過ごした。

そして、いよいよOREADへ。

懐かしい人達、そうでもない人達、初めましての人達が、それぞれの想いを抱いて一堂に会する。

オープンマイクには、卓治さんや三浦さん、スタッフの人達も参加した。


自分は、この春に生まれた「月兎ーOur Way」を持って行った。

卓治さんがいなければ生まれなかったこの曲を、どうしてもご本人と三浦さんに聴いて頂きたかった。

一曲入魂、渾身のパフォーマンスとなるはずだったのだがしかし。

リハーサルなしのぶっつけ本番、慣れない椅子とマイク撮り、自分楽曲史上最大級に難しい曲の構成と歌詞…まぁ、全部言い訳なのだが、大きなミスが二か所、いや、三か所も!

はなはだ残念なパフォーマンスとなってしまった。

だけど、今の自分にとっては、これも必要なことだったと前向きにとらえている。

少なくともその日の最初に歌う曲ではないことが分かった(笑)


全部で13組だったかな? オープンマイクは終了。


一旦、外に出て会場準備が整ってから、再度入場。

かぶりつき席でライブを堪能した。

「ユリエ」「はるかな故郷」「ばあちゃんごめんね」という流れが素晴らしかった。

「談合坂パーキングエリア」も歌ってくれた。


ゲストの三浦さんは4曲。

ゴルバチョフ書記長の唄、パーティーは終わったよ、パラデフスキー大統領の唄、そしてDr.中村の唄と、聴きたい歌がたくさん聴けてとても良かった。

終演後、三浦さんと少しお話ができてとても嬉しかった。


余韻の冷めやらない会場、あちこちで話に花が咲いている。

しかし、早く会場を出ないと。

OREADは翌日、あのねのねの50周年ライブが控えている。

遠征組のほとんどは宿を取っていた。

かつては自分も宿を取っていて、ホテルで再度打ち上げというのが常だった。

しかし、前回、今回と自分は宿を取らずに日帰り。

深夜高速を走った方がストレスなく帰宅できるから。


後ろ髪を引かれる思いで、会場を後にする。

外に出ると、雨が降っている。

夜の中央道は明かりが少なく、雨のせいで視界が悪い。

しかも、アップダウンにカーブも多く、慎重に運転をしないと怖い。

しかも、長期工事のため、韮崎あたりで車線規制の対面通行。

行きはこのせいで少し渋滞。

さすがに深夜は関係ないだろうと思っていたのに、随分手前からハザードが点く。

どうやら不幸なことに事故が発生した模様。

パトロールカーがサイレン鳴らしながら路肩を過ぎて行ってほどなく、ついにタイヤは止まってしまった。

時刻は23時を大きく回っている。

まだ眠くはないが、正直、迷惑なことこの上ない。

イライラする自分を、「直接事故に巻き込まれなかっただけマシ」と宥めてみたり。

「諏訪湖SAで土産なんか買わなければ良かった」と後悔してみたり。

「いや、土産買ってなかったら、自分が事故を起こしていたかも」など堂々巡り。

ようやく動き始めた先には、大破した車が右側車線をふさいでいた。

一台しかなかったから、単独事故なのだろう。

原因が何かは分からないが、事故を起こしたくて起こす人はいないだろう。

しかし、結果的に自身も車も傷つき、大勢の人に迷惑をかけることになる。

リスクマネジメントはつくづく大切だと思った。

自分も途中少し眠気が来たので、談合坂SAで少し長めの休憩。

高速を降りて、給油などしてゆっくり走行、午前2時半を回ったところで無事帰宅。


今回も、とても素晴らしい「聖地」での時間だった。


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