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「学習」とは? 「労働」とは?

  • 執筆者の写真: たかまつなおき
    たかまつなおき
  • 2023年1月23日
  • 読了時間: 3分

これは主に小学生の時の記憶。


宿題を忘れたら、漢字100回追加。

他にも何か忘れ物をしたら、休み時間なしで学習。

そうじをさぼっても漢字。

その他、何か悪いことして叱られたら、算数。

もしくは、掃除とか、雑用とか。


とにかく、「学校生活」において。

何かしらのペナルティに対して。


「学習」や「労働」があてがわれることは珍しくなかった。

自分が通った学校がたまたまそうだったのかも知れないが。

自分の親世代の人にも、同様の記憶があったようなので。

少なくとも我が地域では、慣習として。

学校ではそのようなことが横行していたのかも知れない。


そして恐らく、日本各地において。

そのような傾向はあったのではないだろうか。


誰が始めたのか分からないが。

何かしらのペナルティとして、人に苦痛を与える。

それは、戦前の教育の名残なのだろう。

世の中の制度が変わっても。

簡単に人の思想までは変えられない。


もちろん、何かいけないことをしてしまったら。

その代わりの何かで償うことは必要だろう。

法律の罰則がそれに当たるし、文字通り「代償」だ。


しかし、その「代償」がなぜ「漢字」だったのだろう。

なぜ、「掃除」だったのだろう。


文字は、人とのコミュニケーションツールとして。

または、様々な記録を残すため。

昔から、人が知恵を絞って発明してきたもの。

本来文字は便利なものだったはずだ。


日本の場合、漢字は中国からの輸入品で。

日本特有のかな文字も、漢字が由来となっている。

確かに、世界の中でも複雑な言語だとは思う。

それにしても、新しい漢字や言葉を獲得することは。

「喜び」なのではないだろうか。


また、「掃除」という労働。

確かに汚れと向き合うのは、嬉しいことではない。

しかし、その汚れを取り除いたときのすがすがしい気持ち。

またはきれいになった場所や物から。

他者から感謝される喜びを得ることもある。

「働く」とは「傍楽」とも言い。

自分の周りにいる人を楽にするという意味がある。

しかし、学校ではペナルティとされてしまう。


例として、ここでは漢字、掃除を挙げたが。

それらは「学習」「労働」と置き換えられるだろう。

学校、特に小学校において。

我々は、子どもの頃から「学習」や「労働」は。

いやいや、または無理にやらされるもの。

そういう認識にさせられてきたのではないだろうか。


また、清掃業務従事者に対する。

差別や偏見を助長するようなことはなかっただろうか。


少なくとも、自分はそういうことならないよう。

教壇に立っていたときは気をつけていた。

しかし、そのようなローカルルールは。

学級担任制の小学校では、なかなか実態が見えない。


果たして、今はどうなのだろう?

安易に学習を罰にする教師など、過去の人だと思いたいが…。


ただし。

罰則化するまでもなく。

今では、子ども達にとって、「学び」が。

大変なもの、面倒なもの、嫌なものとして。

当たり前のように思われているのも現実だ。


これは、昨年まで24年間教壇に立ってきて。

常に感じてきたことである。

自分の「指導力不足」と言われればそうなのだが。

それだけではなく。

今の学校制度そのものに問題がないわけではない。


そのことについては、また次回意見を述べたいと思う。

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